マンスリーレター

《礼拝案内》日曜礼拝:11:00~12:00

  5月11日(日)11:00~ 聖餐式礼拝
  5月18日(日)13:30~ バイスタ
  5月25日(日)13:00~ キッズチャペル 

《グレビルダンスサークル》次回:5月10日(土) 13:30~グレビルダンス>>

「信仰の証」白浜かおり 姉妹 

 私は、クリスチャンの両親の元に生まれました。妹と2人姉妹です。私が母のお腹にいる時から教会に連れて行ってもらい、幼児祝福式やこども礼拝などもしていただきました。小さな教会で、教会員の皆さんにも見守ってもらいながら育ってきました。 母はクリスチャンホームで育っていて、父はクリスチャンホームではなかったですが子どもの頃長崎県に住んでいて教会やキリスト教が日本の中では身近な地域だったと思いますし、長崎のひいおばあちゃんもクリスチャンでした。父は中学生の時に、近くに住んでいた宣教師の先生の働きで信仰を持ったそうです。親戚もクリスチャンが多く、 祈ることや礼拝に行くことを自然なことと思って生活していましたが、特に神様のご臨在を強く感じたのは 5 歳で肺炎のため入院した時のことです。

 家族と離れて入院しているのが心細く、早く退院したいと病室で祈っていた時に 「〇月〇日には家に帰れるから大丈夫だよ」という神様からのメッセージを感じました。そして、神様が言った通りの日付に退院が決まって自宅に帰れた時に、本当に神様は今も生きて働いておられるのだと感じ、 神様を信じました。 このことはその後の信仰生活でも根幹となっていて、辛く悲しいことがあって「神様なぜですか!」と言いたくなる時はたくさんありますが、幸いなことに神様がおられることを疑うことはありませんでした。釘の跡をみないと信じられなかったトマスのように、弱くて疑い深い私が神様から離れて行かないように神様が働いてくださっているのだと思います。


そうして5歳で洗礼を受けて、成長して、将来の仕事も考える訳ですが、実は最初は獣医師になりたいと思っていました。犬を飼っていて大好きで、『動物のお医者さん』という漫画にもはまったからです。しかし、人間でも動物でも医療に興味を持つことができたのは、両親の存在が大きいです。父は内科医で、人口2000人ほどの小さな村の診療所に勤務していて、私たち家族もその村に住んでいました。いわゆるかかりつけ医で、子どもの熱から、高血圧や糖尿病のおじいちゃんおばあちゃんまで、村民みんながかかる診療所でした。診療所での外来もしつつ、通院が難しい方の訪問診療をしたり、癌や老衰などで在宅療養をする方、最期は在宅での看取りなどもしていました。母は以前は産婦人科で看護師、助産師をしていて、結婚後は主婦として私たちを育ててくれていました。家でも時々医療の話をしていて、医師目線、看護師目線でそれぞれ意見を言って話し込んでました。子どもながら、議論が白熱するとケンカしているように見えるのですが、決まって「これは議論であって、ケンカではない」と言っていました。いずれにしても父と母に共通していたのは、今になって思うと、人間の身体は本当に神秘で、私たちが生きているのは神様の大きな力・働きなしにはありえないということを感じていただろうこと、そして両親とも医療というフィールドが大好きなのだなということでした。そんな医療に、私は獣医師として携われたらいいなと思っていた訳ですが、人間の医師に興味を持ったのは、中学生の時に父が体調を崩したことがきっかけでした。私にもっと医学の知識があれば、父の不調にもっと早く気づけたのではないか、もっと何かしてあげられたのではないかと思い、医学を学びたいと思い、医師を志しました。

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結局、父は私が中学3年生の時に亡くなりました。 「神様なんでですか」「なんで助けてくれなかったんですか」と思いました。その理由は、今も結局わかりません。何年もかけて父の死と向き合って祈る中で与えられたのは、伝道者の書3章11節のみことばでした。

「神のなさることはみな、その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思うおもいを授けてくださる。それでも、なお人は神のなさる業を初めから終わりまで見極めることはできない」

これまでもこれからも、私の人間的な部分では「なんでこんなことが起きるのだろう」と理解できず憤ることがあっても、神様のご計画の中で起きているのだと信じて、そしてそれは地上の生涯では結局分からないままかもしれないけど、いつか天国に行った時に理由が分かるだろう、亡くなった人とも再会できると信じて、分からない部分は神様にゆだねて従っていけたらと思っています。そして佐賀大学に進学して、就職で淀川キリスト教病院に来て、初めての大阪に戸惑いつつも、しんちゃん、しおんという同期のクリスチャンの友人にも恵まれて、賛美さんをはじめとしてクリスチャンスタッフとも出会うことができ、コロナ禍で大変なこともたくさんありましたが淀川グレイスビルトチャーチに加えてもらって、皆さんともこうして交わりができることを本当に感謝しています。

Where Are You God - Divine Peace Church